クラウドストレージスタートアップのSymformが1100万ドルを調達
ジョン・クック著
ここ数週間、シアトルのエンタープライズソフトウェア企業では、Apptioへの5,000万ドルの資金調達ラウンドからOpscodeへの1,950万ドルの資金調達ラウンドまで、ベンチャーキャピタルによる資金調達が着実に行われています。そして今、新たな大型案件が登場しました。
シアトルのクラウドストレージスタートアップであるSymformは本日、WestRiver Capitalが主導し、OVP Venture PartnersとLongworth Venture Partnersも参加する1,100万ドルの新規資金調達を発表しました。この資金調達ラウンドの一部として、300万ドルが非公開の戦略的投資家のために確保されています。
元マイクロソフトエンジニアのプラエリット・ガーグ氏とバッサム・タバラ氏によって設立されたSymform社の総資金調達額は現在2,000万ドルに達しています。Symform社は従業員数を公表していませんが、第1四半期の顧客アカウント数は第4四半期と比較して100件以上増加したと述べています。
「Symformはクラウドにデータを保存するための根本的に優れた方法です。当社の継続的な力強い成長と成長資金へのアクセスは、Symformが世界のクラウドストレージおよびバックアップ市場に永続的な変革をもたらす独自の立場にあることをさらに証明しています」と、CEOのマシュー・J・シルツ氏は声明で述べています。DocuSignとCourtLinkの元CEOであるシルツ氏は、昨年夏にSymformに入社しました。
Box.net、Dropbox、Mozyなどの競合サービスと競合するSymformは、ピアツーピアのデータストレージネットワークを通じて最大200GBの無料ストレージを提供しています。Symformの技術は、ユーザーが未使用のローカルストレージを提供することで、無料または定額のクラウドストレージと交換できるという点で独特です。
今回の資金調達ラウンドの一環として、WestRiver Capitalのエリック・アンダーソン氏が同社の取締役会に加わりました。また、QuantumのCEOであるジョン・ガセック氏、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のコンピュータサイエンス教授であるディミトリス・アキロプタス氏、そしてDocuSignのCTO兼エンジニアリング担当副社長であるグラント・ピーターソン氏を含む新たな諮問委員会も結成されました。
