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セールスフォースとアマゾン ウェブ サービスが複数のクラウド製品間で新たなデータ共有契約を締結

セールスフォースとアマゾン ウェブ サービスが複数のクラウド製品間で新たなデータ共有契約を締結

トム・クレイジット

シアトル上空の雲。(GeekWire Photo / Kurt Schlosser)

企業のコンピューティングニーズの一環として Amazon Web Services と Salesforce の両方を使用している企業は、Dreamforce 2018 で火曜日に発表された拡張パートナーシップ契約のおかげで、新しい方法で 2 つのサービス間でデータを移動できるようになります。

両社はプレスリリースで、クラウドサービス企業間の新たな連携により、AWSプライベートネットワークサービスを利用してSalesforceデータをより安全に移動する手段が提供されるほか、Salesforceイベント(新規顧客取引のシステムへの入力など)を利用してAWS Lambdaのサーバーレスコンピューティング機能をトリガーする手段も提供されると述べた。また、Salesforce Service Cloudの顧客がAmazon Connectを使用して人工知能を活用した自動音声応答を構築できるようにすることで、コールセンター向けサービスも連携させる予定だ。

セールスフォースとAWSは、マイクロソフト、オラクル、その他多くの企業といった共通のライバル関係を背景に、ここ数年親密な関係を築いてきました。両社はプレスリリースで、セールスフォースは現在「パブリッククラウドのワークロードの大部分」をAWS上で運用していると述べています。ただし、米国顧客へのサービス提供のためには、セールスフォースは独自のデータセンター群を維持しています。

この発表は、昨日開催されたMicrosoft Ignite 2018カンファレンスで、Microsoft、Adobe、SAPの間で発表されたデータ共有契約に続くものです。これらの動きはすべて、クラウドベンダーに対する当然の批判、つまり自社サービスへのデータの移行は容易だが、データの移行は困難、高コスト、あるいはその両方であるという批判に対抗するためのものです。

Salesforceは火曜日、サービス指向製品であるService Cloud、Commerce Cloud、Marketing Cloudを、3製品すべてからデータを取得する新しいダッシュボード「Customer 360」に統合する計画も発表しました。Salesforceの共同CEOであるマーク・ベニオフ氏とキース・ブロック氏は、本日午後サンフランシスコで開催されるDreamforceの基調講演で、これらの発表内容について説明する予定です。

[編集者注: Salesforce は GeekWire の年間スポンサーです。 ]